新しく獲得したユーザーが離脱していないかを確認するとき、皆さんはどうしていますか?
サブスク型のビジネスをはじめ、ユーザーと長期的な関係を築くことが必須なビジネスにおいては気になる問いの一つだと思います。
このような場合、ミルフィーユ図という積み上げグラフを応用した分析手法が役に立ちます。
今回は、ミルフィーユ図について解説したあとに、サンプルデータを用いて、Googleデータポータルでグラフ作成する方法を解説していきます。
ミルフィーユ図とは、積み上げグラフの応用的な使い方です。
サブスクリプションサービスにおける、ユーザーや売上などが、長期にわたって積み上がっているかというのを指し示します。
例のグラフの場合は、横軸(X軸)に売上月、縦軸(Y軸)の指標に売上金額を設定、積み上げ要素として新規契約月を設定しています。
例えば、最下部の青色の層は、22年1月に新規契約したユーザー群です。
新規契約から、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と時間経過しても、1月の新規契約者から継続して同じ売上が上がっていることを意味します。
ミルフィーユ図は層の傾きによって、サブスクリプションが安定推移しているか判断できます。ここでは、順調なミルフィーユ図と順調でないミルフィーユ図の対比で解説します。まず、左側は順調なミルフィーユ図です。各月の層が綺麗に並行に重なっているのがわかります。新規契約から、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と時間経過しても、1月の新規契約者から継続して同じ売上が上がっていることを意味します。
一方で右側は時間経過とともに層が右肩下がりに崩れて言ってることが、見て取れます。これは、時間経過と共に、解約している人が現れているからです。
ミルフィーユ図の解説やGoogleデータポータルでのグラフの作り方を動画で解説しています。ぜひ、ご覧ください!
動画の目次
00:35 Chapter1:ミルフィーユ図とは?
02:08 Chapter2:ミルフィーユ図の解釈方法
05:43 Chapter3:ミルフィーユ図の作成