以前の記事で、事業を創って伸ばせる人材になるには、B(ビジネス)・T(テクノロジー)・C(クリエイティビティ)3つの領域で順番に磨いていくと良さそうで、B・T・Cの領域はさらに6つの個別スキルに分解できるのでは?という話をしました。
<B領域>
①戦略性・ディレクション(経営・マーケティングOS)
②チームビルディング(組織構築・マネジメント)
<T領域>
③データサイエンス(効果測定設計・データ分析)
④ソフトウェアエンジニアリング
<C領域>
⑤マーケ施策・オペレーション構築(ブランド・チャネルデザイン)
⑥顧客理解・体験設計(イノベーションデザイン)
今回は、C領域の個別スキルのうち、”⑤マーケ施策・オペレーション構築(ブランド・チャネルデザイン)”について深堀してみたいと思います。
マーケティング施策・オペレーション構築は、顧客とのコミュニケーションをとる能力で、さらに因数分解すると下記のように分解できると考えています。
マーケ施策・オペレーション構築は、”ブランドデザイン力”と”チャネルデザイン力”の二つに大きく分解できます。
要は、
<ブランドデザイン力>
あるプロダクト・サービスなどの人格(アイデンティティ)を明確にして、顧客とのコミュニケーションのあり方を表現する力。
<チャネルデザイン力>
ブランドの価値を正しく、多くの人に届けるための接点を作る力。
だと考えています。
これらは、巷でいうところの、プロモーションに近いかもしれません。
これら各々に、専門家がいるので、すべて極めるのは不可能に近いですが、どこか一点でもいいので、特殊スキルをつくった上で、スキル領域を広範に広げていくのが事業を伸ばす人材になるという点では、重要だと思います。
例えば、”SEO”や”広告”のプロフェッショナルという人材は多くいますが、SEOや広告など個別スキルだけしか知らない場合、コミュニケーションを最大化するのは難しくなるでしょう。また、ブランドデザインの領域には、各専門のデザイナーがいるので、ビジネスサイドにいると自分には関係ないと思いがちですが、コミュニケーション設計上、クリエイティブは外せないので、この領域への理解も深めておくと良いと思います。