以前の記事で、事業を創って伸ばせる人材になるには、B(ビジネス)・T(テクノロジー)・C(クリエイティビティ)3つの領域で順番に磨いていくと良さそうで、B・T・Cの領域はさらに6つの個別スキルに分解できるのでは?という話をしました。
<B領域>①戦略性・ディレクション(経営・マーケティングOS)②チームビルディング(組織構築・マネジメント)<T領域>③データサイエンス(効果測定設計・データ分析)④ソフトウェアエンジニアリング<C領域>⑤マーケ施策・オペレーション構築(ブランド・チャネルデザイン)⑥顧客理解・体験設計(イノベーションデザイン)
今回は、B領域の個別スキルのうち、”①戦略性・ディレクション(経営・マーケティングOS)”について深堀してみたいと思います。
ここでいう戦略性・ディレクションとは、ビジネス上の戦略を設計し、設計した戦略を指揮するスキルのことを指しています。
”戦略性”とはすなわち、ビジネス上の”進むべき方向”を決める(意思決定)力のことで、ディレクションとは、”進むべき方向”にきちんと進めているのか?現在地を把握して、ゴールまでガイドする力のことです。
・まず本質的な問題は何と捉えているか?(問題設定。課題発見)
・その問題を解決するために、とれる施策(手段)は何か?
・数ある施策(手段)のなかで〇〇になぜ優先投資すべきと考えるか?なぜその順番か?
戦略性・ディレクションのスキルが高い人材は、このあたりの質問により高い解像度で答えられると思われます。
また、戦略性・ディレクションのスキルをさらに個別分解し、全体感を図解すると下記のように表現できると考えています。
戦略性・ディレクション能力が高い人は、上記の知識や能力を網羅的に理解しており、実戦に落とし込むことができると思います。
それぞれの細かい解説は、以前別の記事シリーズで紹介したので、詳細は下記を参照ください。