AIDMAモデルはじめ、図のような典型的な漏斗型のモデルは、最近は古くなっており、時代に即していないという声もマーケ界隈では、出てきています。
そこで今回は、ファネルのアイデアをベースに発展した比較的新しい理論を3つ紹介します。様々な形を引き出しとして、持っておくと、自分の事業領域で応用しやすいので、この機会に覚えてください。
SiriusDecisions が提唱するBtoBマーケティング&セールスのフレームワークです。このモデルでは、展示会やWebフォームなどでBtoB顧客情報を獲得してから、営業訪問を経て最終的に受注に至るまでの業務プロセスが細かく定義されています。
スタンダードなモデルとされているので、BtoBにおけるマーケティング&セールスプロセスの設計やモニタリングの際に参考にすると良いでしょう。
また、ここ数年は、SFA(営業支援システム)の巨人のセールスフォース・ドットコムが提唱する「The Model」が注目を浴びています。(こちらの方が、わかりやすいかも。)
近年は、SFAはじめ、リード獲得〜受注までのプロセスをシステムで管理し、見える化するのが一般的になっています。これらのシステム運用設計を、「The Model」をベースとして、行っている企業も多く、スタンダードになりつつあるので、こちらも併せて読むことをお勧めします。
ULSSASとは、SNS時代の行動購買プロセスのことです。SNSが普及した現代特有のユーザー行動を活かして、アテンションにUGC(ユーザー投稿コンテンツ)を活用し、費用対効果の優れたマーケティングを行っていくためのものです。
引用:SNS時代のマーケティングフレームワーク、「ULSSAS(ウルサス)」とは
SNSが普及して、ユーザーの購買行動は大きく変わりました。
その時代の変化を加味して、SNSマーケに強いホットリンクさんが新しく提唱したモデルです。詳しくは下記の記事を参照ください。
プロダクトのグロース周りで、有名なモデルです。ユーザー獲得してから、活性化&継続利用してもらい、最終的に収益と紹介につなげる流れをモデル化したものです。
インターネットやアプリサービスなど、サブスクリプション(継続課金)型のビジネスでは、継続的に利用してくれるユーザーを増やすことは、重要事項です。AARRRモデルをベースにプランニングすれば、サブスクリプション型のビジネスの打ち手の整理や定点観測ができると思います。
2007年ににシリコンバレーで提唱されたモデルなので、現在では少し古くなっているかもしれません。ただ、Activete(活性化)とRetention(継続)という考え方は覚えておいた方が良いです。特に、初期や発展途上のプロダクト・サービスを展開する上では、重要になります。