ノーコードツールを知ったのが2020年の3月。趣味でさまざまなツールを触りつづけて、気づけば、半年が経ちました。(この手のテクノロジーは昔から、大好きなので、楽しくて仕方がない。)
そろそろ実戦でも試してみたいなぁと思っていた折り。
今、所属している組織で、オンラインスクールを立ち上げたいという相談を受けて、ノーコードツールを実戦投入する機会を得ました。
今回は、実戦投入するにあたって検討した内容。「1からオンラインスクールを立ち上げる場合、ノーコードツールを駆使して、より安価で効率的なオンラインスクール運営・マーケティング基盤をどう構築するか?」についてシェアしたいと思います。
こんな方におすすめ
・リアル開催の教育事業を営んでいるけど、オンラインシフトが必要な方
・オンラインスクール事業をこれから立ち上げる方
・ノーコードを実務に取り入れたいマーケターや起業家
オンラインスクール運営および、マーケティング施策を展開する場合は、下記の座組みで、マーケティングプロセスを設計・構築すると、投資コストも人的コストも劇的にカットできて良さそう。
【今回のマーケティングプロセスの概要】
①Teachable上で、動画などの教育コンテンツを配信。ユーザー登録〜販売、受講者管理まで一貫して行う。
②Stripeとの連携により、手軽にクレジット決済を導入
③Teachableの受講者情報とMailchimpの配信リストを同期させて、受講状況に合わせてメールマーケティングを自動化
④ランディングページはTeachable上で作成・運用する。認知拡大は、各種SNSでの情報発信を軸に行い、ランディングページへと誘導する。
⑤受講者データを元に、Google Adsなどでリターゲティング広告を回す。(広告予算があれば。後回しでもいい。)
⑥受講後の口コミ設計などは行っておく、LINE公式アカウントなどで継続的な顧客接点の基盤構築も狙いたい。
※今回は、各ツール自体の説明しないので、ツール自体を知らない人は下記を参照してみてください。
この設計で構築できれば、”認知”から”リピート受講&ファン化”の各フェーズで、最適なコミュニケーションをとっていけるようになると思います。
ノーコードで、一切エンジニアのリソースは必要ないので、マーケターだけで運営できてしまうっていうのが良い。
どのプランを使うかによりますが、非常に安価だと思います。
簡単に、主要ツールの料金幅を書いておきます。※詳細は各ツールの公式料金を参照ください。
・Teachableの利用料=月額:$39〜$299(4,000円〜3万円くらいの幅。14日間トライアルあり。)
・Mailchimpの利用料=月額:無料〜34,500円(登録するコンタクトの数により従量課金。2,000人までは無料)
・Stripeの利用料=決済額ごとに3.6%の手数料(初期費用はなし)
例えば、10,000人くらい受講者がいるとしても、TeachableとMailchimpで、数万円/月のコストしかかかりません。異常な安さ。しかも高機能なのがすごい。
今回は詳しい構築方法には触れませんが、スタートアップやスモールビジネスで、本当に試しやすいので、ぜひ、構築してみて欲しいです。
海外ツールでドキュメントが英語だったりするので、実際構築するとなると抵抗ある人もいるかもしれませんが、Google翻訳使ったり、日本語で情報発信してくれている人の情報をキャッチして触ってみると良いと思います。
これらのツールに限らず、海外発のツールは国内発のツールと比較して、安価で高性能なものが多い印象なので、海外ツールに慣れておいたほうが、後々有利になると思います。